「うわぁぁん!ママー!どこおー!!??」 もともと、おせっかいすぎるくらいなアタシは、その男の子に声をかけた。 「どうしたの??ママとはぐれちゃったの??」 「……うんっ…ヒック」 「ボク、お名前と歳は??」 「警太、にねんせい」 「おっ!しっかりしてるなあ!よし、アタシも探してあげる!」 そういって警太くんの手を握って歩き出した。 警太くんが、 "チョロイ"と言ってフッと笑ったのにも気づかずに…