翌日――。
昼食の場で昨夜の事を山口に相談した。
あの時、自分は何をすべきだったのか。
山口はスプーンを咥えたまま大きく仰け反りながら天井を見上げている。
何かを考えるように、お喋りな山口に似合わずしばらく口を閉ざすと、訪れる数秒の沈黙。
そして――。
「お前が人の事で相談するなんて初めてじゃないか」
「話の腰を折るな」
「悪りぃ。そうか、でも舞歌ちゃんが宮沢にねぇ……」
「それはもう口にするな」
「……ああ、分かった」
思い出したくもない。
今でも宮沢の声を聞くと吐き気を催すほどにあいつの事は許せない。

