「それじゃぁ、優の寮はあそこだから」
と窓を指差したところから見えたのは
「な…何あれ、本当に寮!?」
「あたりまえだよ。この高校の売りの一つだからね。」
だって、マンション…いや高級マンションに近いくらい豪華そうな建物が建ってるし、形が個性的なんだよね、内装がどうなってるのか知りたい。
「あたしの寮の鍵は!?」
「ほれ。最上階の部屋だ。」
「サイコー!!ありがと」
あたしは早く寮の中が見たくて
すっかり…嵐鬼たちの存在を忘れていた。
「うわぁ、やっぱし近くにくるとデカイなぁ」
はやく内装が見てみたい♪
ぜーったい、聖司のことだからプロの人にやって貰ったと思うし
それに、聖司が頼むプロなんてあの人しかいないしね…。
「おい。お前、そこで何してる。」
!!誰…。


