突入!?~狼クンと仲間たち~【仮】



「お前、名前は?」


「そーゆうのって、自分から名乗るものじゃないのか」


「そーだな。俺はレイト。空雷 零斗」


レイト…。


「いい名前だな。俺は優だ。春風 優。」


「優か。ヨロシクな!!」


なんとなく、桜花の姓は伏せておいたほうがいいと思ったから、母さんの旧姓をかりた。


「優。お前、どこの部屋だ?」


「んー。最上階の部屋だって言われた。」


「マジで!?俺らも最上階なんだよな。マジで同じ部屋だな。」

まじでか…レイトと同じ部屋だ…な…んて



「レイト…。お前、嵐鬼か」

嵐鬼の名を聞いたとたん、レイトの動きが止まった。

「俺が、嵐鬼だったらどうするの?俺のこと怖がる?避ける?」

こいつ…でっけぇ闇を抱えてる。


「けど、俺のことは別にいいけど、嵐鬼のことは変な風に言うなよ。いったら…俺は容赦しないから」


嵐鬼に依存してるのか?


「で、どうすんだよ。優」


「別に。どうもしない。ただ、聖…理事長に嵐鬼と同じだって言われてたから確認しただけだ。」


「…俺のことこわがらないだなんて、ホント変な奴」


「変な奴で結構」