「君絶対モデルやったほうがいいって!!
この俺が言うんだから間違いない!」
爽は自慢気にそう言い
さっき撮った美麓の写真を藍に見せる。

「…良い写真だな。
春川。お前がモデルをやる気があるならREADYのモデルとして名を出しても構わん。」
藍は始めて美麓の前で笑った。

「…ありがとう。」
美麓は始めて笑う藍の表情に照れる。

常に冷静沈着な藍の笑顔は子供のように素直だった。

「で、モデルやるの??」
杏南が美麓に紅茶を置く。
「こんなチャンス逃さん方がええで」
大和が杏南に出された紅茶を啜りながら言った。

「……無理です…」

美麓のこの一言に皆は硬直する。