(……は??
何言ってんのこの人…)
そういう事に疎い美麓は眉を潜めて首を傾げる。


「藍ー準備出来たで」

吹き抜けの二階から大和が藍に言う。

「あぁ
大和衣装を持って下に降りてこい」

「はいな」
大和は急いで部屋の中に入り真っ黒いマキシ丈ワンピースを持ってきた。

「サイズ合うか分からんけど着てみぃや」
大和は美麓にワンピースを渡す。
「…はぁ…」

「藍が元々いたモデルさんが気に入らなくてな
条件に合った奴連れてこいゆーてそれにビンゴだったのが美麓ちゃんちゅーことやな。」