白金……まだいるかな……。




あたしは目を凝らしてテントの支柱の所を見る。









…………いた!!!!







白金はまださっき見たテントの所で雅ちゃんとモメていた。












あたしは借り物の紙を持って走り出す。





走るのが遅いあたしでもすぐに白金と雅ちゃんの傍へとたどり着いた。









………近いのにキツ…。





あたしは乱れた息を整えるために下を向いて呼吸を繰り返す。