ーバタンッ 屋上の扉が閉まる音が聞こえてから数十秒……。 俺は扉を見続けていた。 何だよみあのヤツ…。 そんなに体育祭俺に来てほしいのか? ……体育祭なんて…メンドくせぇ。 俺といたいだけなら……。 二人きりで店とかでサボってる方がよっぽど楽しくねぇか? 俺はため息をつきながら屋上の柵に寄りかかる。