担任は優しい旦那様

次の日、
私は何時もの時間に
目が覚めたから
絢菜を起こさない様に
キッチンへ向かい
朝食の準備を始めるた。

休日だからマー君も
自室でまだ
寝てるんだと思う。

そして、二人が
起きて来たのは
一時間後だった。

「おはよう」

先に来たのは、
絢菜だった。

「あれ? 先生は?」

『マー君なら
まだ寝てると思うよ』

テーブルに料理を
並べながら
絢菜の質問に答える。

「美味しそう」

今日の朝食は和食。

『絢菜の
嫌いな物とか
苦手な物が
分からないから
あったら言ってね』

『おはよう』

眠そうなマー君が
リビングに入って来た。

「おはようございます」

絢菜が敬語……プッ

「マー君おはよう」

エプロンを脱ぎ、
椅子に掛けた。

「今日も朝から
美味そうだな」

マー君がそう言うと、
絢菜はまた冷やかす様な
台詞を言った。

「奥さんが料理上手で
良かったですね」

絢菜はマー君を
弄(いじ)るのが
好きらしい。

『いいだろう、
俺は毎日華蓮の
手料理が
食べられるんだぞ』

勝ち誇った様に
マー君も言い返した。

『まぁまぁ、
二人共とりあえず
座ってご飯食べようよ』

三人分のお箸を
引き出しから出した。

『そうだな』

皆が座ったところで
「いただきます」
と言って食べ始めた。

『美味しいよ』

よかった……

『いっぱい食べてよね』

おかずを
絢菜の方へ寄せた。

「ありがとう」

今日は土曜日だし
どうしよっかなぁ〜

『藤沢、どっか
行きたい所あるか?』

卵焼きに
お箸を付けながら
マー君が訊いた。

「先生、
連れてってくれるの?」

『まぁ、
今日は休みだからな』

というわけで
今日はお出かけ決定。

『華蓮も
行きたい所が
あるなら言えよ』

ご飯が終わったら
絢菜と考えよう。

「ごちそうさま」

一番に食べ
終わったのは絢菜で
最後は私だった。

三人分の食器を
洗い終えて、
ソファーに座りながら
何処に行こうかと
二人で話している。

折角、マー君に
連れてってもらうなら
普段行かない様な
所がいいなぁ。

「水族館とかどう?」

成る程、屋内だし
あんまり疲れないもんね。