昼下がり。 雨と雨のあいまをくぐり太陽が久々に顔を出した。 梅雨時の貴重な晴れだ。 明日はまた雨。また見えない重りが肩から背にかけてのしかかる。 今日外出せずにいつ外出する。 そう意気込んで家を出たが何もすることがない。 行くあてなどなかったのだ。