「うっ…」



ぼたぼた私の中から出ていくソレ、大嫌いなチョコだったりクッキーだったり、菓子パンだったり、もらった手作りのマフィンだったり。



大嫌いなモノをパンパンに詰め込んで、一気に吐きだして、誰に対してかもわからない小さな優越感に浸る。


きっと当て付け。
あんたたちなんか大っきらいだよって、自分の中だけで宣戦布告(あくまでも自分の中だけ)。



レバーを押して水に流して、うん、これできれいさっぱり。



ケロッとした顔でトイレから出る私、勝ち組。