つないだ手。

「はーい」

紗江がだるそうに電話に出る

「明日夕方から
買い物付き合ってくれない?」

「いいよ〜何買うの?」

「プレゼント」

私はヒロくんの
誕生日プレゼントを
買おうと思っていた。

紗江は「貢ぎですか」
と笑っていたけど
一緒に行って
くれることになった。