限界。疲れた。
疲れで機嫌が悪過ぎる私は
何も言わずに
日払いを受け取り
着替える。
「結菜…
機嫌悪いのか?
今日お前んち行くから。」
店長が話しかけてきた。
他の女の子はもう
全員帰ってるし
黒服はみんな私達の関係を
知ってるから
堂々と本名で呼ばれた。
「来なくていいよ。
疲れたし。」
目を合わせず
着替えながら店長に言う。
「態度わりぃな。
親父に触らせた体
そのままにしとけねぇ」
店長が彼氏の優しさ
みたいなオーラで
話すけど
今の私にはそんなの無意味。
延長親父についた日は
いつも疲れて機嫌が悪い私。
無視して店を出た。
もう明るかった。
コンビニでタバコと
お弁当を買って帰宅。
シャワーに入って
痛いくらい体を洗って
お弁当を食べて
寝ようとしたとき
玄関で鍵の開く音がした。
店長は合鍵を持ってるから
勝手に出入りする。
「結菜〜お疲れ!
今日も結菜のおかげで
売り上げ目標達成だわ」

