つないだ手。

こんなに殴ったくせに…

ずっと一緒になんか
居るわけない……


でもまた殴られるのが
怖かった私は、

「うん…」

と答えるしかなかった。


私の大好きな香りのする
その人が…

私にとって恐怖でしか
なくなった瞬間だった。