つないだ手。

送り終わって
着替えに待機室に戻ると

愛さんに話し掛けられた。

「ごめんねっ!

彼氏居るの知ってたんだけど
ユウくんがどうしても、
ヒロカちゃんつけてって
言うから……

でも仕事中だし
大丈夫だよねっ?」

「えっ…、私をつけてって
言われたんですか?」

「そうなのよ…

ユウくんがみんなを誘って
来たみたいよ」


また私は
少し期待してしまう。

もう忘れたいのに
こうやってヒロくんは
いつも私の前に現れる。


どうしても…

忘れられない。