つないだ手。

「ヒロカ…か。

お前、まだ俺のこと
好きなのか?」

突然ヒロくんが言った。


「偶然だよっ偶然!
私が決めた訳じゃないもん!」

焦った私は咄嗟に
嘘をついた。


だって…

私がヒロくんを
好きって言ったら

きっとまた傷つけるから。


「ヒロくんこそ"ユウ"って
あたし関係あるみたいで
ちょっとドキっと
しちゃったよ…ハハッ」

私が笑いながら言うと

「弟の名前だ。」

と言った。


そっか…

そうだよね…

期待した私…ばかみたい。


「弟、居たんだね。」

「うん。」


冷たくあしらわれる。


こんな冷たいヒロくんと

何を話したらいいのか

わからなかった。