つないだ手。

「ヒロくん、変わったね」

私が言った。

「変わったか?」

「うん」






「お前は…結局
変わらなかったんだな」


うん。変われなかったよ。

私は結局、

この世界に居るよ。


あなたが居ない今、

私には変わる理由がないから。


「ハハッ…私は結局
一生こんな感じかな」

私は無理矢理笑ってみせた。

「そうか。」


「ヒロくん彼女とは
うまくいってるの?」

「あぁ、別れた」


別れた…


また複雑な気持ちになった。

彼女がいないんだって
嬉しい気持ちと、

ヒロくんは幸せじゃなかった
って悲しい気持ち。


「私、ヒロくんの幸せ
願ってんだけどなぁ〜

神様には届かないのかな」

私が言うと

「いねぇよそんなもん」

ヒロくんは冷たく言った。


私と離れてから

ヒロくんは見るたびに

笑わなくなっていた。