つないだ手。

「シャワー借りちゃった」

「タンスも見付けたんだね!」
とタクヤは笑っていた。

「昔に戻ったみたいだね!」
と嬉しそうに笑うタクヤを見て
申し訳ない気持ちになった。


「携帯ショップ連れてって?」

私が言うと

「いいよ」

とタクヤは
出かける準備をした。

私も準備をして
タクヤと家を出る。

駐車場のタクヤの車…

本当に私の誕生日が
ナンバーになっていた。

「タクヤ…これって…」

「あぁ…」

と言って苦笑いするタクヤ。

私は深く聞かなかった。

聞いたところで
どうしようもないから…


私はタクヤに
実家に寄ってもらい、
携帯の請求書と
母の身分証を持って

携帯ショップに向かった。

そして新しい携帯を買った。



もう、全部忘れたい。


死ぬ勇気もない私。

でももう頑張る気力もない。