つないだ手。

「降りて?」

「でも…ここって…」

「仕事の話するだけだよ」

そんな嘘に
騙される女が居るんだろうか。

もしかしたら
今まではこの店長の
爽やかなルックスに
女の子は惚れちゃってた
だけじゃないのかな…


「わかりました。

でもその代わり、

私を辞めさせないで下さい。

私、なんでもしますから
あのお店に居させて下さい。」


私が言うと


「話のわかる子だね」


と店長は車を降りた。


店長の笑顔は

私の嫌いな冷たい笑顔だった。




ホテルに入って
部屋を選ぶ機械の前を
素通りする店長。


え…なんで………