今までも、これからも。

---バタンッ

「....」

うわぁぁぁぁぁ

私はトイレに入るなり

思いっきりしゃがみこんだ。

あの笑顔は反則だよ!

心臓ドッキドキだよ...!

顔も熱いし!

鏡に写る自分を見てみると

やっぱり顔は赤くなっていた。

廉に気づかれてなかったよね!?

大丈夫だよね!?

うん、きっと大丈夫さ。

一回落ち着いて

深呼吸して...

よし!

もう顔赤くないよね!

そろそろ戻ろう。






「依織、もうきてるぞー」

「あ、うん!」

落ち着け自分!

ドキドキするのは分かるが

落ち着くんだ!

「ほら、半分上げるから

 半分俺にちょうだい?」

「う...うん...」

にゅぁぁぁぁぁ

かわゆいよぉぉぉ

自分はもう

ダメなんじゃないか...?

今日で地球が終わってもいい気がしてきた...

「依織?

 どうした?食べないのか?」

「え!?...ううん!

 食べるよ!?」

言えない!

廉が可愛すぎるなんて言えない!

その後私は

なるべく廉を見ないように

大好きな2種類のスパゲッティを食べ終えた。


*