じいさんが、ニワトリの首をねじり始めると
見物の子供達が、口々に言う。
「可哀そうや」
「そうや、そうや」
すると、じいさんは反論する。
「バカ、ニワトリは動く野菜たい、ばってん、菜っ葉みたいに、1わ2わと数えろうが」
仮死状態にしてから、羽根をむしり
「血が固まったら、肉がおいしゅうないたい」
と、のどを切って、逆さに持ち上げ
そこからしたたる血を、コップに取りながら、ニヤリと不気味に笑って
「これが、さばくモンの特権たい、これを飲むと、10年寿命が延びるばい」
次に、残ったウブ毛を火であぶってから
いよいよ解体ショーの始まりである。
腹を開けると、先ずドリと言う赤い内臓が見える。
「トリは食ってもドリ食うな」
と、言いながら、それをつぶさない様に、慎重に取り除く
「いいか、これを破ってしもうたら、肉が臭そうなって食われんぞ」
さばいても、何一つ捨てるとこがない。
内臓から、出来かけた玉子、更にはガラ
しいて捨てると言えば、むしった羽根だけだが
その羽根も、子供達の、弓矢の矢に使われる。
見物の子供達が、口々に言う。
「可哀そうや」
「そうや、そうや」
すると、じいさんは反論する。
「バカ、ニワトリは動く野菜たい、ばってん、菜っ葉みたいに、1わ2わと数えろうが」
仮死状態にしてから、羽根をむしり
「血が固まったら、肉がおいしゅうないたい」
と、のどを切って、逆さに持ち上げ
そこからしたたる血を、コップに取りながら、ニヤリと不気味に笑って
「これが、さばくモンの特権たい、これを飲むと、10年寿命が延びるばい」
次に、残ったウブ毛を火であぶってから
いよいよ解体ショーの始まりである。
腹を開けると、先ずドリと言う赤い内臓が見える。
「トリは食ってもドリ食うな」
と、言いながら、それをつぶさない様に、慎重に取り除く
「いいか、これを破ってしもうたら、肉が臭そうなって食われんぞ」
さばいても、何一つ捨てるとこがない。
内臓から、出来かけた玉子、更にはガラ
しいて捨てると言えば、むしった羽根だけだが
その羽根も、子供達の、弓矢の矢に使われる。

