その内、いくらか余裕の出来た家の子から順に
父親にグローブを買って貰い始め
買って貰うにしても
「グローブはなあ、新品よりも、使い込んだヤツの方が、やわらかくて使いやすいんぞ」
と、質屋で買って貰っていたが
中古であろうが、グローブであれば、何でも良かった。
それでも、買って貰えない子は
チェンジの時に、今まで守備についていた子が、持っていたグローブを借りるのである。
だから、左ききの子が、きゅうくつそうに、右きき用のグローブをはめてる場合もあり
結局、最後まで、グローブを持って来なかったのは
赤ん坊を背負ったまま、小汚い格好で野球をする、10人兄弟の家の子であった。
したがって、チェンジの時に
「グローブが汚れるばい」
と、言って、貸したがらない子もいた。
父親にグローブを買って貰い始め
買って貰うにしても
「グローブはなあ、新品よりも、使い込んだヤツの方が、やわらかくて使いやすいんぞ」
と、質屋で買って貰っていたが
中古であろうが、グローブであれば、何でも良かった。
それでも、買って貰えない子は
チェンジの時に、今まで守備についていた子が、持っていたグローブを借りるのである。
だから、左ききの子が、きゅうくつそうに、右きき用のグローブをはめてる場合もあり
結局、最後まで、グローブを持って来なかったのは
赤ん坊を背負ったまま、小汚い格好で野球をする、10人兄弟の家の子であった。
したがって、チェンジの時に
「グローブが汚れるばい」
と、言って、貸したがらない子もいた。

