ちなみに、我が町では、外野手の事を、ひらいたんと呼んだ。
大体、外野を守らされるのは、ヘタクソが多く
飛んで来た打球を取れずに、拾ってばかりいるので
ボタ山から石炭を拾い集める人々、ひらいたんと同じにされた。
みんな、グローブが欲しくてたまらず。
町に出るたびに、スポーツ用品店に行っては
ガラス越しに、グローブをまじまじと眺め
「おいちゃん、あのグローブはなんぼ?」
と、買いもしないのに、値段を尋ね
「やっぱり、ワセリンをぬった方が、長持ちするやろうね」
などと、専門的な事を、知ったか振りして言っていた。
大体、外野を守らされるのは、ヘタクソが多く
飛んで来た打球を取れずに、拾ってばかりいるので
ボタ山から石炭を拾い集める人々、ひらいたんと同じにされた。
みんな、グローブが欲しくてたまらず。
町に出るたびに、スポーツ用品店に行っては
ガラス越しに、グローブをまじまじと眺め
「おいちゃん、あのグローブはなんぼ?」
と、買いもしないのに、値段を尋ね
「やっぱり、ワセリンをぬった方が、長持ちするやろうね」
などと、専門的な事を、知ったか振りして言っていた。

