風呂場では、子供達は色んな遊びを思い付く

じいさん達が、グラグラに煮えたたぎらせてくれた湯船を逆手に取り

4,5人でじゃんけんをして

負けた者から、右足、左足、へそまでと湯につかっていき

熱いのを我慢して、首までつかるゲームで

みんな、タコか海老みたいに、真っ赤になって頑張っていた。

又、この遊びは、湯が熱い時には無理だが

一斉に湯に潜って、息の長さを競うのだ。

苦しくてたまらず、顔を上げると

未だみんな潜っているので、再び潜ってズルをするが

他の者もやってるに違いなかった。

そこで、相手の耳か鼻をつまんで、潜る事にしたら

やっと公平が保たれる様になった。

そんなゲームを楽しんでいる時に、悪そうの中学生がやって来ると

潜った子の頭を押さえつけて、アップアップするのを見て

ヘラヘラ笑って、喜んでいた。