龍娘の追跡から逃れる為に単独行動をとり始める前、彼らはこんな会話を交わしていた。

「いい?一人が僅か五分でも時間を稼ぐ事ができれば、その分他の皆が逃げる時間を作れるわ。捕まってしまうほど無理はしなくていい。もし龍娘先生に遭遇したら、少しでいいから時間稼ぎして?そうすれば仲間を助ける事に繋がるわ」

リーニアはそう言ってチャーリーの顔を見る。

「チャーリー君も、お願いね?」