汐里は少し落ち着いてから
晃に聞いた

「急に、どーしたの?」

晃は答えた

「転勤の話が無くなったんだ
 それで俺は、やっぱり汐里が
 好きなんだ
 ずっと忘れられなかった
 俺と、やり直してほしい」

汐里は夢なのかとも思えた
晃も、ずっと同じ気持ちで居てくれたんだ
晃と、また一緒に居られる
そんな気持ちでいっぱいだった