少し歩いてから 汐里は改札口を見た でも、もうそこには晃の姿がなかった その瞬間、汐里は安心したのか 涙を流した 本当は最初から泣きそうなのを 我慢していた 泣いたら晃が困ると思い 晃の前では泣けないでいた 汐里は泣きながら実感した これで本当に終わりなんだと