ガタン・・ゴトン・・

2人は電車の中でも手を繋いでいた
汐里は、それだけでも幸せな気持ちになっていた
そんなとき晃が口を開いた

「汐里・・」

汐里は答えた

「なぁに?」

晃は少し照れながら言った

「このまま汐里の家に行ってもいいか?」

汐里、驚きと嬉しさで半々だった
少女マンガでは彼氏を自分の家に行くのは
両親に彼氏を紹介するためというのが
多かったからだ
でも汐里は晃を両親に紹介しても
かまわなかった
汐里は笑顔で答えた

「うんっ!」