次の日の休み時間。 真子と梓は図書室に向かった。 一体何をするのか? 図書室で探していたのは卒業アルバム。 つまりそこから少年の名前を知ると言う作戦だ。 「真子はどうしてあの少女のために、そんなに必死になるのだ?」 梓が聞いてきた。 「あの子とてもツライ思いをしてたんですよ? だから少しでも協力してあげたいじゃないですか」 「そうか…」 この卒業アルバムを持って、夜、美紅の元に向かった。