転校生は真子の目の前の席に座った。 「よ…よろしくお願いします」 「よろしく」 返事の仕方も何だかクールだった。 しかもいい匂いが漂ってくる。 こんな子に私なんかが相手していいのか。 何だか申し訳なく思ってしまう。 真子は1時間目の授業の支度をした。