文化祭まで残り2週間をきった。 どのクラスも休み時間も練習を始めた。 真子と梓のクラスの朝。 朝早くからたくさんの生徒が集まっていた。 「では練習始めましょう!」 「あれ?真琴来てないよ」 確かに宮城島だけ来ていなかった。 まさかの遅刻か? その時だった。 「ごめん遅れた!」 宮城島の声がした。 しかし、何だか違和感を感じる。 そこにいたのは宮城島とはいえない。 全くの別人だった。 「え?誰?」 あたりがざわめき始めた。