そういえば松本はどうしているのだろうか。 真子と転校生がいる間は目を覚まさなかった彼女。 今は大丈夫なのだろうか。 真子は自分の教室に入った。 するとすでに松本がいた。 真子は彼女に声をかけた。 「松本さん大丈夫ですか?」 「え?何が?」 彼女は不思議そうな顔をしている。 もしかしたら昨日のことは全く覚えてない? 「何か分からないけど、今日はやけに頭がスッキリしてんだよね」 「え?」 もしかして悪霊がいなくなったから?