時刻は朝7時15分。
真子は目を覚ました。
今日もいつも通りの朝。
この前みたいに寝坊しなくてちょっと安心した。
でもちょっと引っかかるところがある。
それは昨日のこと。
昨日のことはあまり覚えていない。
夢なのか。
でもそんな感じもしない。
悩みを持つ人間につく悪霊とは一体何なのだろうか。
非常識なことが起きたからなのか。
未だに幻だと思っている。
それに転校生が自分を不思議そうにしていたこと…。
昨日の夜、私はどんな気持ちだったのだろうか。
そんなことを思いながら朝ごはんを食べ、学校に向かった。



