「そうだ。御主…」 転校生は近づいて真子に何かを言いかけた。 しかし転校生は後ろに下がる。 「何でもない…」 一体何を聞こうとしたのかと聞きたいところだが、あまり聞かない方がいいだろう。 「もう夜遅い。私は帰る。御主も早く帰った方がいいぞ」 と言って、転校生はとことこと帰って行った。 真子も追いかけるように急いで帰った。