デビルハント


「松本さん!」


「大丈夫だ。彼女は気絶しているだけだ。しばらくたてば意識は戻る」


すると急に自分まで力が抜けた感じがした。


余程安心したのだろう。


「御主…本当に普通の少女なのか?」


「はい…?」


「でもありえない。悪霊の姿は見えるし、悪霊の声を聞くことができる。私でも悪霊の声を聴くことはできない」


もしかして自分は他の人と違って何か特別な能力があるのか?