「悲鳴が聞こえたからやって来た。 もしあのままだったら 命はなかったかもしれないぞ」 「は…はい すみません」 そうか転校生に助けてもらったんだ。 そうわかって何だか安心した。 彼女は命の恩人だ。 「ところで…」 転校生は真子に聞いた。 「何でここにいるのだ?」 一瞬ギクッときた。 言えるわけがない 追いかけてきたなんて。