梓が目を覚めたのはそれから数時間後。
すでに朝になってしまった時だった。
カーテンから降り注ぐ光がちょっと眩しかった。
「…あれ私…?」
ここは真子の部屋である。
真子がここまで運んでやってあげた。
すると真子が起きた。
「……!梓さんおはようございます!
大丈夫ですか!?」
「私…何か悪夢を見ていた感じがする」
「実は悪霊に取り憑かれていたんです」
「…そうなのか?全然覚えてないぞ。
…まさか自分が最後に悪霊に取り憑かれるとは予想外だ…」
悪霊に取り憑かれたことはやっぱり覚えていないんだ。
でも…今まで起こったこと正直に言おう。
まだ完全にココロがつながったわけではないから。
「梓さん 実は…」



