「梓さん!」 梓に憑いた悪霊はやはり大きい。 こんな大きさ 自分には退治できるのか。 『ウワァァァ!!』 いきなり悪霊が嘆き始めた。 『悲シイヨ…悲シイヨ…』 すると真子に異変が…。 何だか力が抜けていく…。 足に力が入らなくてうまく立てない。 悪霊が大きい分パワーも大きい。 やっぱり一人じゃ無理かもしれない。 「オ願イ助ケテ…」 その時梓の声が聞こえた! 真子は耳を澄ます。