やっぱり梓は行方不明扱いのままだ。 最近梓のこと以外、頭に入らなくて困っている。 この前のテストの順位が大変なことになった。 いつもは1位を獲得している真子が、10位圏外になっていた。 これには先生も心配していた。 「どうした吉川? もしかして冴橋のことが心配すぎるのか?」 やはり先生も気づいていた。 真子はこくんと頷いた。 「やはりそうか。 早く彼女が見つかるといいな」 でももう彼女は見つかっている。 この目でしっかり見た。 しかしそのときの彼女は梓ではなかった。