まさか彼女が最後の悪霊に取り憑かれるなんて、思いもよらなかった。 でも一人で出来るだろうか? いつも梓とやってきたから、一人で立ち向かうのは怖い。 だけど頑張らなきゃ。 梓の分まで頑張ろう。 「梓さん!!」 「私ハヒトリボッチ・・・」 「1人じゃないですよ! 私がいるじゃないですか」 「嘘ツキ・・・ 御主ハ私ヲ裏切ッタ・・・」 「裏切り・・・?」 裏切りなんてした覚えはないのだが。