「御主もなかなか懲りないやつだ」 頑固な金子にウンザリしたのだろう。 そこで梓は金子に言った。 「おい金子。 真子に死んでもらいたいのか。 ……それなら御主が死ねばいいじゃないか」 すると梓はいきなり金子に近づいた。 「梓さん危ないです!!」 しかし彼女は真子の言葉なんて耳に入らなかった。 「どうする死んでみたい?」 「そ…それだけはやめろっ」 急に金子が怯えている。 その時の梓はかなり怪しそうな表情をしていた。 今までこんな表情を見せたことがない。