しかし真子はすぐに足を止めた。 真子は思った。 もしかして梓は、自分を囮にして真子をかばってくれているのか。 これではますます危険ではないか。 真子は戻ってきた。 「梓さんだけ危険な目に遭わせたくないです!」 「…真子!」 梓はまだ金子を抑えている。