とりあえず先生には相談したが、犯人は見つからない。
それにしても、いじめられているのにそんな感じがしないのは何故なのだろう。
別に集団いじめではないからなのだろうか。
「私もこれは普通のいじめではないと思う」
と梓も思っている。
じゃあ誰がいるんだ?
すると梓が口を開いた。
「1人怪しい奴がいる…。
金子という男。
あくまで噂だが、金子が真子の机の目の前にいたという目撃情報を聞いた」
「でも私何もしてないですよ!」
「向こうがおかしくなっただけだ。
場合によっては悪霊のしわざかもしれない」
「そうだといいんですけどね…」
「とりあえず金子という男を探すしかない」



