『真子さん 真子さん』 真子の耳から声が聞こえた。 男性のようだ。 『今の彼女を止めるには難しいです。 でも僕の話すことを彼女に言ってあげてください』 誰の声かは分からないが、その人の話を聞いた。 『今のことを彼女に伝えてあげて下さい。 彼女を、そしてココにいる生徒たちを助けてあげてください』 それから男の人の声はしなくなった。