夏の青空



最初は、始業式。

次は、ホームルーム。

その次も――――。


(ツマラナイ・・・。何か、面白いことないかな・・・・??)


ボーッとしながら、窓の外を見ていた。


今日も、変わらない空。

青くて、白い雲がうっすらかかっている。

ボーーーーーッ


「千夏・・・・ッ!!」


「へい!」


いきなり、大声を上げてしまった。


クラスメイトは、クスクスと笑っている。


(恥ずかしい・・・・。)


「もぅ。あのねー話聞いてた?」


空を、見ていたため話なんて、まったく聞いていなかった。


「えっと・・・・?何?」


「だーかーらー千夏が委員長やってほしいってこと!」