「りゅ、うへいさ・・ん」 安心してぽつりと呟くと その声が聞こえたのか 「優芽さん」 他の人に犯人を渡し、すぐに笑顔になってあたしの元へとかけてくる。 「彼女は知り合いだから、後は俺が代わる」 そう一言言うと女性警官は頷いて現場へと戻っていった。 「大丈夫?」 差し出された手に素直に甘える。 意外とすんなり立ち上がることが出来た。 「優芽さん、大丈夫?何もされてない?」 こんなナヨナヨした感じの男にこんな事言うなんて恥ずかしくて悔しいけど。 でも