両手を合わせて那由奈ちゃんに謝罪を入れる。 「そっかぁそれじゃあ仕方ないね」 少し残念そうな顔を見て心が痛むけれど 「ほんとにごめんね。また誘って」 もう一度謝ると 「ううん、気にしないで?また遊んでね」 すぐに笑顔に戻ってそれから掃除に向かった。 無言でその姿を見送り、掃除のないあたしはすぐに学校を出た。 今日は生活費が新しく入る日。