あなたはケイサツカン様☆




靴を履いて一度あたしを向いてから笑顔で言った。



「明日は朝行けないかもしれないから、今日のシチュー温めて食べてね」


どうやら朝は来ないつもりで作り置きしやすいシチューにしたらしい。


こういう所もあたしよりも出来てる気がして

すごくムカつく。


でも..



「ね、ねぇ」


ドアノブに手をかけようとして龍平さんの背中に話しかける。


「どうしたの?」


「あの..気を付けてよ」


精一杯の勇気を振り絞って出た言葉は

あまりにも可愛げのないセリフ。


でもこれで十分。


一瞬驚いた顔を見せてから満面の笑みになる。

そして


「優芽さんはやっぱり優しいね」


ドアから離れて


ぽんっと頭に手を置く。


「ちょ、ちょっと!!子供扱いしないでよ!」