「って毒づいたって結局サラッと流すんだろうな~」 ぽつりと呟いた声に 「どうかした、優芽さん」 ガスを止めて振り返る龍平さん。 「ナンデモナイデス」 はぁ、っとため息をついてテレビを付けた。 「さて次のニュースです。昨日夕方銀行強盗の事件で警察は・・」 「あ、ここって確か駅前の銀行だよね?犯人、見つからなかったんだ」 「時間の問題だと思うし、今必死になって捜してるよ優芽さんも気を付けてね」 キッチンからこちらを振り向きもせずに龍平さんが口を開く。