「アリガトウゴザイマス」


受け取ったお弁当箱を開けると



「あ..」

「サンドイッチだよ」

「まさか..お父さん情報..」

「うん、それもあるけど。僕もさ、好きなんだ~サンドイッチ」

「ふーん」




あんたの好みはどうでもいいのよ


ってかこれ..



「龍平さんのお弁当箱?」



つい気になった事を聞いてしまう。


あたしってば本当に余計なことを..


「うん、そうだよ。可愛いでしょ?」


うん、可愛い~!


そう答えろってか?


無理無理、絶対無理。